1.はじめに
2.初級編
1)定常円(円描き)
意外と簡単にできます!リアの流れる感覚や、アクセルワーク、ハンドリングを学びましょう。
●備考
習得時間の目安:約1日。最適な場所:広い所。用意する物:背の高いパイロン。
●手順
①パイロンが横に来るように停車する。(停車せずに始めるパターンもあります。)
②ハンドルをパイロン側に切り込む。
③一速に入れて、クラッチを踏んだまま、回転数をかなり上げる。(レブには当てない)
④ハンドルを握ったまま、一気にクラッチを放し、後輪が空転するのを確認し、空転を維持する。
⑤ハンドルを切り込んでいる方向に旋回し始めたら、ハンドルから手を軽く浮かせる。
⑥カウンターが当たるので、適当な位置で再びハンドルを握り、コントロールする。
⑦後は、アクセルとハンドルでコントロールしながら、パイロンの周りを回る。
●ポイント
アクセルとハンドルの両方に気を配り、どちらか一方に気を取られないようにして下さい。
●練習内容
逆回りで回る。同じ円の大きさを維持して回る。大きな円や小さな円に変化させる。 二速で、更に大きな円を描く。
意外と簡単にできます!リアの流れる感覚や、アクセルワーク、ハンドリングを学びましょう。
●備考
習得時間の目安:約1日。最適な場所:広い所。用意する物:背の高いパイロン。
●手順
①パイロンが横に来るように停車する。(停車せずに始めるパターンもあります。)
②ハンドルをパイロン側に切り込む。
③一速に入れて、クラッチを踏んだまま、回転数をかなり上げる。(レブには当てない)
④ハンドルを握ったまま、一気にクラッチを放し、後輪が空転するのを確認し、空転を維持する。
⑤ハンドルを切り込んでいる方向に旋回し始めたら、ハンドルから手を軽く浮かせる。
⑥カウンターが当たるので、適当な位置で再びハンドルを握り、コントロールする。
⑦後は、アクセルとハンドルでコントロールしながら、パイロンの周りを回る。
●ポイント
アクセルとハンドルの両方に気を配り、どちらか一方に気を取られないようにして下さい。
●練習内容
逆回りで回る。同じ円の大きさを維持して回る。大きな円や小さな円に変化させる。 二速で、更に大きな円を描く。
2)クラッチも使ったパワースライド
定常円の応用で、実際のコーナーを半円だけ定常円する様なイメージです。 クラッチも使う理由は、確実にリアを流せて安全だからです。 ドリフト状態のスムーズな終わらせ方(立ち上がり)を学びましょう。
●備考
習得時間の目安:数日。最適な場所:広いヘアピンコーナー。 用意する物:パイロンでヘアピンを作る場合は、パイロンを複数。
●手順
①二速に入れて、ゆっくりコーナーへ進入を開始する。
②曲がり始める手前で、クラッチを踏み、回転数をかなり上げる。(レブには当てない)
③そして一気にクラッチを放し、後輪が空転するのを確認し、空転を維持する。
④ほぼ同時に、コーナーに沿ってハンドルを切り込むと、リアが旋回し始める。
⑤ハンドルから手を軽く浮かせると、カウンターが当たる。
⑥適当な位置で再びハンドルを握り、コントロールしながら、コーナーを進行する。
⑦コーナーを立ち上がり始めたら、進行方向に合わせてカウンターをスムーズに戻す。
⑧同時にアクセルもスムーズに戻し、コーナーを抜けると共にドリフト状態を終わらせる。
●ポイント
立ち上がりで、カウンターとアクセルを戻す際にハンドルの向きが わからなくなったら、「車がタコ踊り」しないように、 落ち着いてゆっくりと車を停車させて下さい。 慣れればハンドルの向きは、「フロントタイヤのグリップ感・進行方向・横G」等から、 感じ取れるようになります。
●練習内容
全ての動作をスムーズに行い、成功率を上げる。 ハンドルの向きをハンドルを見ずに感じ取れるようにする。
3)サイドターン
サイドブレーキを使って、後輪をロックさせる方法と、 ハンドルを切る量やサイドを引いている時間によって変化する旋回量を学びましょう。
●備考
習得時間の目安:約1日。最適な場所:広い所。用意する物:パイロン。
●手順
①パイロンの位置でサイドターンできるように、ある程度離れた場所で停車する。
②パイロンの横を通過するイメージで、広さに応じた加速をする。 (時速30キロ以上あれば、やり易いです。)
③パイロンの近くまで来たら、アクセルを放してクラッチを踏み、 フットブレーキ(速度に応じて)とサイドブレーキ(約10割)を掛ける。
④後輪がロックすると同時に、パイロンに向かってハンドルを素早く、大きく切り込む。 (片手サイド、片手ハンドルとなる。)
⑤リアが勢い良く旋回するので、適当な位置で、サイドとハンドルを戻し、 必要に応じてカウンターも当てて調整する。
⑥車を止めたい位置でフットブレーキを強く踏んで停車させる。
●ポイント
後輪をロックさせやすくする為に、「アクセルONからOFF」と「フットブレーキ」を上手に使い、 後輪から前輪へしっかりと荷重移動させる。どうしてもロックしづらい場合は、 「ドリフト改造」ページの 「サイドブレーキ強化」をご覧下さい。
●練習内容
サイドで確実に後輪をロックさせる。旋回量を90度や180度と決めて、自由自在にできるようにする。
4)ロングサイド
サイドの扱いに慣れたところで、サイド進入をする為にロングサイドの練習をします。 車を横に向けた状態で真っ直ぐと進む感覚を体に覚えさせましょう。 参考動画ではワンコーナーを丸々やっちゃってますが、サイドを下ろす所までの話をします。
●備考
習得時間の目安:数日。最適な場所:広い直線。用意する物:パイロン。
●手順
①パイロンの位置をコーナーの入り口に見立てて、ある程度離れた場所に停車する。
②パイロンの横を通過するイメージで、広さに応じた加速をする。 (時速30キロ以上あれば、やり易いです。)
③スピードに対してパイロンの真横で止まる為の減速開始位置を見極める。
④減速開始位置で、アクセルを放してクラッチを踏み、 フットブレーキ(速度に応じて)とサイドブレーキ(約10割)を掛ける。
⑤後輪がロックすると同時に、パイロンに向かってハンドルを少し切り込む。 (片手サイド、片手ハンドルとなる。)
⑥リアがじわっと旋回するので、車が安定する角度まで持ち込む(割と一瞬)。
⑦ハンドルから手を軽く浮かせると、カウンターが当たる。 (角度によって、更に手動でカウンターの当たる早さや量を付け加えて調整する事もある。)
⑧車が横に向いたまま直進するので、後はパイロンの真横で止まれるように、 フットブレーキで調整して停車する。ここでサイドも下ろす。
●ポイント
浅い角度では車が安定しないので、かなり深い角度を付けて下さい。 その時のカウンターが当たる量はフルカウンターに近い状態になります。 そうすると、車は非常に安定します。角度が浅いと刺さるので、 むしろ角度を付け過ぎてスピンするぐらいの方が好ましいと言えます!
●練習内容
しっかりと角度を付けて直進させ、目印のパイロンでキチンと止まる。 速度を少しずつ上げ、減速開始位置も少しずつ手前にし、飛距離を伸ばす。 ある程度の速度域になったら、サイドブレーキだけで止めるのではなく、 フットブレーキでしっかりと止める。タイヤにフラットスポットを作らないように、 小まめにサイドを上げ下げしながら、角度を維持させる。
5)ワンコーナーを決めろ
「パワースライド」と「ロングサイド」を組み合わせて、 ワンコーナーの進入から立ち上がりまでをクリアしてみましょう。
●備考
習得時間の目安:約1ヶ月。最適な場所:広いヘアピンコーナー。 用意する物:パイロンでヘアピンを作る場合は、パイロンを複数。
●手順
①自分のレベルに合ったスピードで、コーナーへ向かう。
②スピードとコーナーに合った減速開始位置を見極める。
③減速開始位置で、アクセルを放してクラッチを踏み、 フットブレーキ(速度に応じて)とサイドブレーキ(約10割)を掛ける。
④後輪がロックすると同時に、コーナーに向かってハンドルを少し切り込む。 (片手サイド、片手ハンドルとなる。)
⑤リアがじわっと旋回するので、車が安定する角度まで持ち込む(割と一瞬)。
⑥ハンドルから手を軽く浮かせると、カウンターが当たる。 (角度によって、更に手動でカウンターの当たる早さや量を付け加えて調整する事もある。)
⑦車が横に向いたまま直進するので、後はコーナーの立ち上がり地点まで進入する。
⑧立ち上がりに備えて、アクセルを入れ、回転数をかなり上げる。(レブには当てない)
⑨立ち上がり地点まで来たら、サイドを下し、一気にクラッチも放す。
⑩後輪が空転するのを確認し、空転を維持する。
⑪そのまま、ハンドルとアクセルでコントロールしながら、コーナーを進行する。
⑫コーナーを立ち上がり始めたら、進行方向に合わせてカウンターをスムーズに戻す。
⑬同時にアクセルもスムーズに戻し、コーナーを抜けると共にドリフト状態を終わらせる。
●ポイント
サイドを下してクラッチを放す際に、回転数が落ち込んでいると、ドリフト状態が終了してしまうので、 立ち上がりに備えて、回転数を上げておく事で、 進入(減速)から立ち上がり(加速)への切り替えがスムーズになります。
●練習内容
まずは成功率を上げる。クリップやライン取りをしっかりと行う。 サイドを引いている間もしっかりとアクセルを煽る。立ち上がりは、スムーズかつ、白煙も焚く。 徐々に進入速度を上げて、進入時の飛距離と角度を付ける。
3.中級編
1)八の字
S字コーナー等で用いる「振り返し」と言う、瞬時に車の向きを変化させるテクニックを、 まずは「八の字」で練習し、振り返しの感覚を掴みましょう。
●備考
習得時間の目安:数日。最適な場所:広い所。用意する物:パイロン2本以上。
●手順
①「八の字」が行える適度な間隔でパイロンを設置し、 「定常円」同様の開始位置で停車する。(停車せずに始めるパターンもあります。)
②ハンドルをパイロン側に切り込む。
③一速に入れて、クラッチを踏んだまま、回転数をかなり上げる。(レブには当てない)
④ハンドルを握ったまま、一気にクラッチを放し、 後輪が空転するのを確認し、空転を維持する。
⑤ハンドルを切り込んでいる方向に旋回し始めたら、ハンドルから手を軽く浮かせる。
⑥カウンターが当たるので、適当な位置で再びハンドルを握り、コントロールする。
⑦振り返し地点(パイロンとパイロンの間より少し手前)まで旋回したら、 カウンターを少し切り足して、一気にアクセルを抜く。
⑧すると車がグリップを取り戻し、その反動で反対方向の横Gが発生するので、 ハンドルから手を軽く浮かせて、再びアクセルを入れて空転を維持する。
⑨後は、「⑥~⑧」の繰り返しで、「八の字」を周回する。
●ポイント
振り返す時の反動が足りず、振り返し後に車がグリップしてしまう時は、 アクセルを抜く瞬間に、「カウンターを切り足す量」で、反動の大きさを調整できます。 反動を大きくすると、振り返し後に再びドリフト状態へ持ち込みやすくなります。
●練習内容
逆回りで回る。同じラインを維持して回る。より大きな反動を使って、振り返しをクイックに行う。 広さがあれば、2速で大きく回る。
S字コーナー等で用いる「振り返し」と言う、瞬時に車の向きを変化させるテクニックを、 まずは「八の字」で練習し、振り返しの感覚を掴みましょう。
●備考
習得時間の目安:数日。最適な場所:広い所。用意する物:パイロン2本以上。
●手順
①「八の字」が行える適度な間隔でパイロンを設置し、 「定常円」同様の開始位置で停車する。(停車せずに始めるパターンもあります。)
②ハンドルをパイロン側に切り込む。
③一速に入れて、クラッチを踏んだまま、回転数をかなり上げる。(レブには当てない)
④ハンドルを握ったまま、一気にクラッチを放し、 後輪が空転するのを確認し、空転を維持する。
⑤ハンドルを切り込んでいる方向に旋回し始めたら、ハンドルから手を軽く浮かせる。
⑥カウンターが当たるので、適当な位置で再びハンドルを握り、コントロールする。
⑦振り返し地点(パイロンとパイロンの間より少し手前)まで旋回したら、 カウンターを少し切り足して、一気にアクセルを抜く。
⑧すると車がグリップを取り戻し、その反動で反対方向の横Gが発生するので、 ハンドルから手を軽く浮かせて、再びアクセルを入れて空転を維持する。
⑨後は、「⑥~⑧」の繰り返しで、「八の字」を周回する。
●ポイント
振り返す時の反動が足りず、振り返し後に車がグリップしてしまう時は、 アクセルを抜く瞬間に、「カウンターを切り足す量」で、反動の大きさを調整できます。 反動を大きくすると、振り返し後に再びドリフト状態へ持ち込みやすくなります。
●練習内容
逆回りで回る。同じラインを維持して回る。より大きな反動を使って、振り返しをクイックに行う。 広さがあれば、2速で大きく回る。
2)振り返し
「八の字」で学んだ事を実際にS字コーナーでやってみましょう。
●備考
習得時間の目安:約1ヶ月。最適な場所:S字コーナー。用意する物:特に無し。
●手順
①「ワンコーナー」の立ち上がりまでは、同じ要領なので省略します。
②次のコーナーのラインを意識して、ドリフト状態を維持しながら、 今のコーナーを立ち上がります。
③コーナー間ぐらいで、振り返し地点を見極めます。
④振り返し地点までドリフト状態を維持できたら、 カウンターを少し切り足して、一気にアクセルを抜く。
⑤すると車がグリップを取り戻し、その反動で反対方向の横Gが発生するので、 ハンドルから手を軽く浮かせて、再びアクセルを入れて空転を維持する。
⑥カウンターが当たるので、適当な位置で再びハンドルを握り、コントロールする。 (この時、次のコーナーに対して車速が出過ぎていたら、角度を維持しながら、 サイドブレーキやフットブレーキを駆使して減速も行う。)
⑦後は、「ワンコーナー」の進入後の要領と同じです。
●ポイント
振り返し後は、次のコーナーに対して適切な速度まで、しっかりと減速します。 振り返し後にオーバースピードとなる場合は、手前で振り返す、もしくは、 振り返し時の「アクセルを抜く」動作に、「フットブレーキで減速」も追加する。 振り返す瞬間に、アンダー気味の場合は、サイドブレーキを駆使して、確実にリアを流します。
●練習内容
まずは成功率を上げる。クリップやライン取りをしっかりと行う。 メリハリのある走り、クイックな振り返しを行う。
3)クラッチ蹴り
ここでは、「クラッチ蹴り進入」ではなく、ドリフト状態を維持する為のクラッチ蹴りを ご紹介致します。クラッチ蹴りを使いこなして、ドリフト状態をより長く維持して、 コーナーとコーナーをドリフトで繋いで行きましょう。ドリフト中にクラッチ蹴りを している、ペダルワークの動画がありましたので、貼っておきます。 蹴るタイミングや、蹴った時の挙動が参考になります!
●備考
習得時間の目安:数日。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①コーナーの立ち上がり等で、回転数が落ち込んだり、次のコーナーまで、 あと少しで届きそうな時にクラッチ蹴りを使って、誤魔化す事ができます。 (ただし、レブまでの回転数に余裕が有る時に限ります。)
②「①」の様な状況で、ドリフト中に、アクセルを踏んだまま、 クラッチを踏むと回転数が急上昇します。
③そして、すぐにクラッチを放す(蹴る様に踏んで放す)と回転数が再び上昇するので、 一番パワーの出る回転数まで何度か蹴ります。 (場合によっては、回転数をリカバリーできない時があります。)
④もう少しドリフト状態を伸ばしたい時は、更にハンドルをイン側に切って、 すぐにカウンターを当て直すと、角度が深くなり、リアが流れやすくなります。
●ポイント
回転数のリカバリーが不可能な状況(回転数が落ち込み過ぎる等)になる前に、 クラッチ蹴りを行うようにして下さい。
●練習内容
「クラッチ蹴り」や「サイド」と言った「小技」の使いどころを良く理解し、 どんなコースでも自然と繰り出せるようにする。
4)連続コーナーを決めろ
これまでに習得した、「ワンコーナー」から始まり、「振り返し」を行い、 必要に応じて「クラッチ蹴り」や「サイド」と言った「小技」も使いながら、 次々とコーナーをドリフトで繋いでみましょう。
●備考
習得時間の目安:約1ヶ月。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
コースによって異なり、言葉では説明が難しいので省略します。 実践あるのみだと思います!
●ポイント
これまでに習得した内容を上手に応用して下さい。特に「サイド」は、 非常に応用が効くので、「サイド」のスキルを重点的に鍛えましょう。
●練習内容
クリップやライン取りをしっかりと行う。メリハリのある走りにする。
4.上級編
1)フェイント
ここでは、「フェイント」単独のご説明を致します。 「フェイント」の使い所としては、「サイド進入」や「クラッチ蹴り進入」に加える事で、 より素早く、大胆に角度が付くので、迫力のある進入が可能になります。
●備考
習得時間の目安:約1ヶ月。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①自分のレベルに合ったスピードで、アウト側に余裕を残してコーナーへ向かう。
②スピードとコーナーに合った減速開始位置を見極める。
③減速開始位置の手前で、アウト側へハンドルを切り込み、減速開始位置に来る頃には、 アウトへ膨らむように車を持って行く。
④アクセルを抜き、荷重がしっかりと移動したのを瞬間で確認したら、 イン側へ大きく切り込み、再びアクセルを入れる。
⑤先程移動した荷重が、再び急激に反対側へ移動する事によって、後輪のグリップを失わせて、 リアを流す。
⑥そして、カウンターを当て、フットブレーキで減速しながらコーナーへ進入する。
⑦後は、そのままドリフト状態へ持ち込めるので、立ち上がりは基本と同じになります。
●ポイント
「フェイント」をやり易いライン取りをして下さい。 リアが流れ出さない時は、ハンドルやアクセルによる荷重移動が足りていないので調整して下さい。 リアが流れ出した後は、「サイド」等でアシストすると、コントロールし易くなります。
●練習内容
まずは、直線を蛇行して左右の荷重移動するリズムを掴む(ワンテンポ遅れた様な感覚)。 「フェイント」で、確実にリアを流せるようにする。
ここでは、「フェイント」単独のご説明を致します。 「フェイント」の使い所としては、「サイド進入」や「クラッチ蹴り進入」に加える事で、 より素早く、大胆に角度が付くので、迫力のある進入が可能になります。
●備考
習得時間の目安:約1ヶ月。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①自分のレベルに合ったスピードで、アウト側に余裕を残してコーナーへ向かう。
②スピードとコーナーに合った減速開始位置を見極める。
③減速開始位置の手前で、アウト側へハンドルを切り込み、減速開始位置に来る頃には、 アウトへ膨らむように車を持って行く。
④アクセルを抜き、荷重がしっかりと移動したのを瞬間で確認したら、 イン側へ大きく切り込み、再びアクセルを入れる。
⑤先程移動した荷重が、再び急激に反対側へ移動する事によって、後輪のグリップを失わせて、 リアを流す。
⑥そして、カウンターを当て、フットブレーキで減速しながらコーナーへ進入する。
⑦後は、そのままドリフト状態へ持ち込めるので、立ち上がりは基本と同じになります。
●ポイント
「フェイント」をやり易いライン取りをして下さい。 リアが流れ出さない時は、ハンドルやアクセルによる荷重移動が足りていないので調整して下さい。 リアが流れ出した後は、「サイド」等でアシストすると、コントロールし易くなります。
●練習内容
まずは、直線を蛇行して左右の荷重移動するリズムを掴む(ワンテンポ遅れた様な感覚)。 「フェイント」で、確実にリアを流せるようにする。
2)クラッチ蹴り進入
ドリフト界では、「サイド進入」の次ぐらいにポピュラーな進入方法になります。 コースやドライバーによって、進入方法は、様々な使い分けがされますが、 主に、手前から車を横に向けて飛距離を稼ぎたい時に使われます。 あと、振り始めに「ブンッ」とクラッチを蹴ってる音もカッコ良いと言われています。
●備考
習得時間の目安:数ヶ月。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①自分のレベルに合ったスピードで、コーナーへ向かう。
②スピードとコーナーに合った減速開始位置を見極める。
③減速開始位置の手前で、コーナーに向かってハンドルを切り込む。
④ほぼ同時に、アクセルを踏んだままクラッチを蹴る様に踏んで放す。
⑤ハンドルによる荷重移動とクラッチ蹴りが合わさる事で、勢い良くリアが流れる。
⑥素早くカウンターを当て、サイドブレーキやフットブレーキを使って、 減速しながらコーナーへ進入する。
⑦後は、そのままドリフト状態へ持ち込めるので、立ち上がりは基本と同じになります。
●ポイント
「クラッチ蹴り」用の回転数を残しておく。「サイド進入」に比べて操作がシビアになるので、 各操作のタイミングに注意して下さい。リアが流れ出した後は、「サイド」等でアシストすると、 コントロールし易くなります。
●練習内容
まずは、かなり手前から「クラッチ蹴り進入」を行って、飛距離を調整する。 各操作のタイミングをテンポ良く行えるようにする。確実にリアを流せるようにする。 一発で角度を決めれるようにする。
3)パキーン進入を決めろ
上級者と呼ばれる人達は、ハイスピード域から、「フェイント・クラッチ蹴り」等を使って、 パキーンと一発で深い角度を決めて、飛距離の長い進入を行います。これができれば、 上級者の仲間入りか?(笑)
●備考
習得時間の目安:数ヶ月。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①そのコース、その車で、最も速くなる様にコーナーへ向かって加速します。
②その車とコーナーに合った減速開始位置を見極める。
③減速開始位置の手前で、「フェイント」と「クラッチ蹴り」をする。
④一発で深い角度を決める。
⑤「サイドブレーキ・フットブレーキ・アクセル」等を駆使して、 車を減速させながらコーナーへ進入する。
⑥後は、そのままドリフト状態へ持ち込めるので、立ち上がりは基本と同じになります。
●ポイント
車やコースに合わせて、「ライン・ハンドル・アクセル・クラッチ・ブレーキ」等の操作を 調整しながら、パキーンと車が横に向くポイントを見つけ出して行く。経験と感覚が ものを言います。
●練習内容
とにかく、沢山走り込みながら、少しずつ調整して、理想の走りに近づける。 パキーンと一発で深い角度を決める。限界ギリギリの進入速度で、速いドリフトをする。
5.超上級編
1)ケツ進入を決めろ
ラリーの様に、物凄い角度でコーナーに進入して、主にアクセルで、 車を減速させる走り方がドリフトにも存在し、「ケツ進入」や「イリュージョン」と 呼ばれています。完成度の高い、アクセル踏みっぱなしのケツ進入は、審査員やギャラリーを 圧倒する大迫力の走りですね!ちなみに管理人は、こんな凄い事はできません!
●備考
習得時間の目安:不明。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①進入して、角度を付ける所までは「パキーン進入」と同じです。
②ハーフスピン状態まで角度を付ける為に、 カウンターをわざと遅らせる方向に持って行ってから、フルカウンターを当てる。
③「クラッチ・アクセル」等で調整しながら、ハーフスピン状態から復帰させる。
④同時に、必要に応じて「サイドブレーキ・フットブレーキ」等も駆使して、 車を減速させながらコーナーへ進入する。
⑤後は、そのままドリフト状態へ持ち込めるので、立ち上がりは基本と同じになります。
●ポイント
クラッチを踏みつつでも、アクセルを踏んでいる時間をできるだけ長くする。
●練習内容
高い成功率と完成度を目指して、練習あるのみだと思います。
ラリーの様に、物凄い角度でコーナーに進入して、主にアクセルで、 車を減速させる走り方がドリフトにも存在し、「ケツ進入」や「イリュージョン」と 呼ばれています。完成度の高い、アクセル踏みっぱなしのケツ進入は、審査員やギャラリーを 圧倒する大迫力の走りですね!ちなみに管理人は、こんな凄い事はできません!
●備考
習得時間の目安:不明。最適な場所:サーキット。用意する物:特に無し。
●手順
①進入して、角度を付ける所までは「パキーン進入」と同じです。
②ハーフスピン状態まで角度を付ける為に、 カウンターをわざと遅らせる方向に持って行ってから、フルカウンターを当てる。
③「クラッチ・アクセル」等で調整しながら、ハーフスピン状態から復帰させる。
④同時に、必要に応じて「サイドブレーキ・フットブレーキ」等も駆使して、 車を減速させながらコーナーへ進入する。
⑤後は、そのままドリフト状態へ持ち込めるので、立ち上がりは基本と同じになります。
●ポイント
クラッチを踏みつつでも、アクセルを踏んでいる時間をできるだけ長くする。
●練習内容
高い成功率と完成度を目指して、練習あるのみだと思います。
6.サーキットを走ろう
1)サーキットについて
サーキットは、大小様々なものが全国に存在します。 一般的にドリフトの練習をしに行く為のサーキットは、 ライセンス不要な小規模なものになります。 大規模な国際サーキット等は、ドリフト走行を禁止していたり、 ライセンスが必要だったり、走行料が高額だったりと、 ドリフトの練習には不向きとなってしまう事が多いです。
2)申し込み方法
一般的には、「フリー走行への参加」か「走行会への参加」を する形式になりますので、それぞれの申し込み方法をご説明します。 初心者の内は、初心者向けの走行会や練習会への参加をオススメします。
●フリー走行
こちらは、サーキットの貸し切りが行われていない日に、 サーキット運営者が管理し、サーキットを解放している状態になります。 サーキット運営者へ電話やネット予約を事前に行い、当日にサーキットへ訪れて、 受付で走行料を支払うと、決められた時間内であれば自由に走行可能となります。 (当日受付可能なサーキットも多いですが、混み具合等もありますので、 事前予約をオススメします。)
メリットは、自由にコースへ出入りできるので、沢山走れる。 デメリットは、クラス分けされていない所がほとんどで、初級から上級まで、 ごちゃ混ぜで走る為、走りにくく感じる事があります。
●走行会
こちらは、ある主催者がサーキットを貸し切って開催しているもので、 その主催者が管理している状態になります。この場合は、雑誌やネットで 募集している事が多いので、そこから事前に主催者へ連絡を取って、参加予約を行います。 走行料の支払いは、「前払い」か「当日払い」が一般的です。 当日、サーキットへ訪れたら、主催者に「挨拶」をして、走行ルール等を確認しましょう。
メリットは、クラス分けしている事が多く、同じレベルの人と走れるので、 変なプレッシャーが無く走りやすい。ドリフトのコミュニティも広げやすい。 デメリットは、クラス分けしている事によって、走行時間の枠がクラス別に定められており、 その時間しか走れないので、フリー走行と比べると、あまり走れない。
3)ルールとマナー
サーキットや主催者によって、異なる場合があるので、 基本的には事前に確認しておいて下さい。
●服装
基本は、「ヘルメット・グローブ(指出し不可)・長袖・長ズボン・ 靴(サンダル不可)」です。グローブは、「ハンドルの握り易さ」等に 拘った方が良いですよ!ドリフトに支障が出ます(笑)
●旗(フラッグ)
チェッカーが出たら、速やかにコースを退場しましょう。 赤旗が出たら、クラッシュ等の重いトラブルが発生しているので、徐行・停車・退場しましょう。 黄旗が出たら、スピン等の軽いトラブルが発生しているので、徐行しましょう。 (旗の意味が異なる場合があるので、事前に確認して下さい。)
●走行
当たり前ですが、他の車との接触を避けましょう。大事に乗っている車が傷付くと、 大抵の車好きの人は、冷静では居られなくなります(笑) 前を走る車を勝手に煽ってはいけません。 後ろを走る車が、自分より速そうだったら、 ウィンカーを外側に出して、道を譲りましょう。コースを退場する際は、 ウィンカーを出しましょう。
スピンしたり、コースアウトした場合は、周りの車の動きを 良く確認して、他の車の邪魔にならないようにして、コースへ復帰しましょう。 クラッシュした場合は、速やかにエンジンを切り、管理者の指示を待ちましょう。 無理に動かすと、オイルを撒き散らして、大迷惑を掛ける場合があります。 炎上した場合は、速やかに車外の安全な場所へ退避して、消火活動を手伝いましょう。
サーキットは、大小様々なものが全国に存在します。 一般的にドリフトの練習をしに行く為のサーキットは、 ライセンス不要な小規模なものになります。 大規模な国際サーキット等は、ドリフト走行を禁止していたり、 ライセンスが必要だったり、走行料が高額だったりと、 ドリフトの練習には不向きとなってしまう事が多いです。
画像元[ http://www.speedhunters.com/ ]
2)申し込み方法
一般的には、「フリー走行への参加」か「走行会への参加」を する形式になりますので、それぞれの申し込み方法をご説明します。 初心者の内は、初心者向けの走行会や練習会への参加をオススメします。
●フリー走行
こちらは、サーキットの貸し切りが行われていない日に、 サーキット運営者が管理し、サーキットを解放している状態になります。 サーキット運営者へ電話やネット予約を事前に行い、当日にサーキットへ訪れて、 受付で走行料を支払うと、決められた時間内であれば自由に走行可能となります。 (当日受付可能なサーキットも多いですが、混み具合等もありますので、 事前予約をオススメします。)
メリットは、自由にコースへ出入りできるので、沢山走れる。 デメリットは、クラス分けされていない所がほとんどで、初級から上級まで、 ごちゃ混ぜで走る為、走りにくく感じる事があります。
●走行会
こちらは、ある主催者がサーキットを貸し切って開催しているもので、 その主催者が管理している状態になります。この場合は、雑誌やネットで 募集している事が多いので、そこから事前に主催者へ連絡を取って、参加予約を行います。 走行料の支払いは、「前払い」か「当日払い」が一般的です。 当日、サーキットへ訪れたら、主催者に「挨拶」をして、走行ルール等を確認しましょう。
メリットは、クラス分けしている事が多く、同じレベルの人と走れるので、 変なプレッシャーが無く走りやすい。ドリフトのコミュニティも広げやすい。 デメリットは、クラス分けしている事によって、走行時間の枠がクラス別に定められており、 その時間しか走れないので、フリー走行と比べると、あまり走れない。
3)ルールとマナー
サーキットや主催者によって、異なる場合があるので、 基本的には事前に確認しておいて下さい。
●服装
基本は、「ヘルメット・グローブ(指出し不可)・長袖・長ズボン・ 靴(サンダル不可)」です。グローブは、「ハンドルの握り易さ」等に 拘った方が良いですよ!ドリフトに支障が出ます(笑)
●旗(フラッグ)
チェッカーが出たら、速やかにコースを退場しましょう。 赤旗が出たら、クラッシュ等の重いトラブルが発生しているので、徐行・停車・退場しましょう。 黄旗が出たら、スピン等の軽いトラブルが発生しているので、徐行しましょう。 (旗の意味が異なる場合があるので、事前に確認して下さい。)
●走行
当たり前ですが、他の車との接触を避けましょう。大事に乗っている車が傷付くと、 大抵の車好きの人は、冷静では居られなくなります(笑) 前を走る車を勝手に煽ってはいけません。 後ろを走る車が、自分より速そうだったら、 ウィンカーを外側に出して、道を譲りましょう。コースを退場する際は、 ウィンカーを出しましょう。
スピンしたり、コースアウトした場合は、周りの車の動きを 良く確認して、他の車の邪魔にならないようにして、コースへ復帰しましょう。 クラッシュした場合は、速やかにエンジンを切り、管理者の指示を待ちましょう。 無理に動かすと、オイルを撒き散らして、大迷惑を掛ける場合があります。 炎上した場合は、速やかに車外の安全な場所へ退避して、消火活動を手伝いましょう。
7.サーキット一覧
ドリフト走行が可能な「サーキット・ジムカーナ場」を一覧にしました。
ここには書かれていない所も、ありますので注意して下さい。
「フリー枠」は、ドリフトのフリー走行枠の有無を記載しています。
(変更される可能性があるので、事前にサーキットへ問い合わせておくと確実です。)
下線テキストをタップすると
該当サーキットのホームページを開きます。
都道 府県 | サーキット名 | フリー 枠 |
---|---|---|
北海道 | オートスポーツランド砂川 | 有り |
白老カートランド | 有り | |
新千歳モーターランド | 有り | |
十勝スピードウェイ | 有り | |
青森県 | モーターランドSP | 有り |
宮城県 | サザンサーキット | 有り |
仙台ハイランドレースウェイ | 有り | |
秋田県 | 新協和カートランド | 有り |
福島県 | エビスサーキット | 有り |
リンクサーキット | 有り | |
茨城県 | 筑波サーキット | 無し |
栃木県 | ドライビングパレット那須 | 無し |
日光サーキット | 無し | |
群馬県 | 群馬サイクルスポーツセンター | 無し |
埼玉県 | 本庄サーキット | 無し |
千葉県 | 南千葉サーキット | 有り |
茂原ツインサーキット | 無し | |
新潟県 | 日本海間瀬サーキット | 有り |
富山県 | おわらサーキット | 有り |
山梨県 | スポーツランドやまなし | 無し |
岐阜県 | YZサーキット | 有り |
静岡県 | 富士スピードウェイ | 有り |
愛知県 | オートランド作手 | 有り |
モーターランド三河 | 有り | |
三重県 | 鈴鹿ツインサーキット | 有り |
モーターランドSUZUKA | 有り | |
滋賀県 | 奥伊吹モーターパーク | 有り |
大阪府 | 舞洲スポーツアイランド | 無し |
兵庫県 | セントラルサーキット | 無し |
奈良県 | 名阪スポーツランド | 無し |
岡山県 | 中山サーキット | 無し |
備北ハイランドサーキット | 無し | |
広島県 | スポーツランドTAMADA | 有り |
山口県 | はだし天国サーキット | 有り |
徳島県 | 阿波サーキットパーク | 有り |
徳島カートランド | 有り | |
愛媛県 | 瀬戸内海サーキット | 有り |
福岡県 | スピードパーク恋の浦 | 有り |
大分県 | オートポリス | 無し |
宮崎県 | 国富カートランド | 無し |
8.ストリートの危険性
1)ストリートの現状
取り締まりや対策が強化され、年々減ってはいますが、 現在でもストリート(公道や私有地を無断で走行)で、 ドリフトは行われています。 主に、「峠道・埠頭・駐車場・交差点」等に出没します。
ストリートは、サーキットと違い、お金を支払わずに気軽に走れて、 独特の雰囲気とスリルが味わえる事から、以下の「違法性・危険性」を 理解していながらも、あえてストリートを走る人が後を絶たないのが現状です。 しかし、「サーキットを走れば良かった」なんて後悔する日が 来る前に、サーキットを走った方が身の為ですよ!
2)違法性
許可された場所以外での、意図的なドリフトは、 通報が有ったり、警察に見つかった場合、罪に問われる事があります。 具体的には、以下のものに該当する可能性があります。 どれに該当するかは、状況によって警察が決める事になります。
●道路交通法
共同危険行為、整備不良、違法改造、安全運転義務違反、急ブレーキ禁止違反、 速度超過違反、徐行場所違反など。
●刑法、軽犯罪法
器物損壊罪、住居侵入罪、傷害罪、暴行罪、不法投棄など。
●条例
迷惑防止条例違反など。
3)危険性
ストリートのドリフトは、サーキットでは 考えられない「事故・事件」が頻繁に起こる、無法地帯です。
ヘルメットやシートベルトを着用していない事による、 死亡事故や後遺症が残る事故。 異常者や酔っ払い、薬物中毒者が、 ドライバーやギャラリーに紛れていた事による、 「あり得ないミス・暴走・追突・飛び出し」からの重大な事故。 安全マージンの無い、普通の道だった為に、 突然の対向車と衝突したり、「崖・ダム・川・海」への転落で、重大な事故へ発展。 (状況的に、すぐに助けは来ないでしょう。) 「ヤクザ・暴力団・暴走族・不良」から目を付けられて、 「走り屋狩り」と呼ばれる、「リンチ・暴行・強盗」事件に巻き込まれる。
これらは、実際に起きた「事故・事件」です。 もし、サーキットを走っていれば、 こんな事にはならなかったでしょう。
取り締まりや対策が強化され、年々減ってはいますが、 現在でもストリート(公道や私有地を無断で走行)で、 ドリフトは行われています。 主に、「峠道・埠頭・駐車場・交差点」等に出没します。
ストリートは、サーキットと違い、お金を支払わずに気軽に走れて、 独特の雰囲気とスリルが味わえる事から、以下の「違法性・危険性」を 理解していながらも、あえてストリートを走る人が後を絶たないのが現状です。 しかし、「サーキットを走れば良かった」なんて後悔する日が 来る前に、サーキットを走った方が身の為ですよ!
2)違法性
許可された場所以外での、意図的なドリフトは、 通報が有ったり、警察に見つかった場合、罪に問われる事があります。 具体的には、以下のものに該当する可能性があります。 どれに該当するかは、状況によって警察が決める事になります。
●道路交通法
共同危険行為、整備不良、違法改造、安全運転義務違反、急ブレーキ禁止違反、 速度超過違反、徐行場所違反など。
●刑法、軽犯罪法
器物損壊罪、住居侵入罪、傷害罪、暴行罪、不法投棄など。
●条例
迷惑防止条例違反など。
3)危険性
ストリートのドリフトは、サーキットでは 考えられない「事故・事件」が頻繁に起こる、無法地帯です。
ヘルメットやシートベルトを着用していない事による、 死亡事故や後遺症が残る事故。 異常者や酔っ払い、薬物中毒者が、 ドライバーやギャラリーに紛れていた事による、 「あり得ないミス・暴走・追突・飛び出し」からの重大な事故。 安全マージンの無い、普通の道だった為に、 突然の対向車と衝突したり、「崖・ダム・川・海」への転落で、重大な事故へ発展。 (状況的に、すぐに助けは来ないでしょう。) 「ヤクザ・暴力団・暴走族・不良」から目を付けられて、 「走り屋狩り」と呼ばれる、「リンチ・暴行・強盗」事件に巻き込まれる。
これらは、実際に起きた「事故・事件」です。 もし、サーキットを走っていれば、 こんな事にはならなかったでしょう。
もし、「私にはドリフトなんて無理」と思っているなら、 それは大きな間違えです!他のスポーツと同様に、ドリフトは 適切な指導者の下で、練習を重ねれば、必ずできるようになります。 飲み込みが早い人なら、数ヶ月でドリフトらしい事ができるようになります。 そして、背伸びをせずに淡々と練習していれば、「廃車級の事故」も避けられます。 それでは、ドリフトのやり方をレベル別で、ご紹介して行きます。 ボタンをタップすると該当のレベルへジャンプします。
2)師匠を必ず作ろう
独学でのドリフトは絶対にオススメしません。 事故るか、上達しないかのどちらかです。当サイトの流れでは、 「車を買った所」で師匠を見つけると言う前提になっていますが、 どうしても見つからない場合は、「ネット・SNS」でも、「サーキットで話しかける」でも、 「チューニングショップに駆け込む」でも、どんな手を使ってでも、 必ず師匠を作って下さい!師匠が作れるまでは、 ドリフトの練習をしない方が良いと思います。
3)少しでも上手くなる為に
何もしないよりは、絶対マシ!普段の生活で取り組んだ方が良い事。 「ドリフト横乗りの機会を積極的に作る」、「ドリフトギャラリーでも足を運ぶ」、 「ドリフト動画を見てイメトレする」、「ドリフト関連の事を調べて理解する」、 「ドリフトゲームやドリラジをする」、「ドリフト仲間を増やす」、 「学生なら車関係のバイトをする」等です。
ドリフトへの「モチベーション維持・ 知識・経験・イメトレ・理解」等が深まる事で、得られる事はあります。 実際に「日常から車やドリフトに触れている人」は、上達が早いと言うか、 ドリフトを教えた時の理解度とモチベーションが非常に高かったです。 ドリフト関連グッズやエンタメ情報は「 ドリフトのエンタメ」ページでご紹介してます!是非、ご覧下さい。
4)道具を揃える
ドリフトを始めるのに最低限必要な道具を揃えましょう。 まず、タイヤ交換をする為の「軍手・ ローダウンジャッキ(必要に応じてローダウンスロープ)・十字レンチ(または電動インパクト)・ エアゲージ」は必須です。有ると便利な工具類「ドライバー・ニッパー・ペンチ・スパナ・ レンチ・ラチェット・ソケット・ライト・タイラップ」もオススメです。
そして、もしもの時に 「パンク修理キット・タイヤの空気入れ・牽引ロープ・ブースターケーブル」を 備えていれば更に安心です。あと、サーキットでは「ヘルメット・ グローブ」が必須です。サーキットによっては、「飛散防止用の養生テープ」等も 必要になる場合がありますので事前にレギュレーションを確認しましょう。 他にも色々ありますが、ドリフトをして行く上で、揃えて行けば問題無いです。
●工具類
「ネットショップ・ネットオークション」で、 今すぐジャッキ等の工具を探す!
「amazon」で探す 「YAHOO!」で探す 「楽天」で探す 「モバオク」で探す
●ヘルメット等
「ネットショップ」で、 今すぐヘルメット等の装備を探す!
「amazon」で探す 「YAHOO!」で探す 「楽天」で探す
5)走る前の準備
ドリフトに限らず、スポーツ走行をする前は、 必ず以下の事をチェックして、トラブルを未然に防ぎ、快適に走行しましょう!
●エンジンオイル
オイルゲージを使って、適切なオイル量か、オイルの劣化が無いか、 を確認します。(新品オイルは、メープルシロップみたいに黄金色で、とろみがあります。 劣化すると、どす黒く、水みたいにシャバシャバになります。) 確認後、オイルゲージは、しっかりと差し込みましょう。 (オイルゲージの穴からオイルが吹きこぼれると、引火する恐れがあります) ついでに、ミッションオイルとデフオイルが交換時期に差し掛かっていないか、 意識しておきましょう。
●タイヤ
エアゲージを使って、適正空気圧か確認します。ついでに、 タイヤの溝の量も確認しておきましょう。
●その他
パワステオイルの吹きこぼれや、残量を確認。 (吹きこぼれたオイルは引火する恐れがあるので注意して下さい。) ラジエーター水の残量を確認。ホイールナットが緩んでいないか確認。 予備のタイヤ、故障が多い部品の予備、工具、道具を車載したか確認。
6)運転の基礎
最低限ドリフトをするには、「ミッション車の扱い」には慣れておきましょう。 シートポジションは、しっかりと腰を奥にして座り、 各ペダルをキチンと踏み込める位置にしましょう。 ハンドルポジションは、遠すぎず近すぎず、両手で握りましょう。
車が動き出したら、「進路・路面の感触・縦横のG・振動・音・匂い」等、 車から得られる情報の細部まで、神経を研ぎ澄ませて感じ取るようにします。 ある程度、こう言った事に意識を配れるぐらいまでは、 山道などをライン取りも兼ねてドライブして置くと良さそうです。 優れたドライバーは、普段の運転から、 こう言った事を徹底している人が多いです。
7)ドリフトのやり方は色々ある
当ページで、ドリフトのやり方について説明していますが、 あくまでも一例としてご紹介しております。 人によって、ドリフトのやり方や練習方法は様々ですので、 ドリフトを教えてくれる師匠の言う事を聞くのがベストだと思います!